正しい認知症診療と取り組むべき課題

第21回 認知症を考える神奈川の会がありました。神奈川県内科医学会主催で、神奈川地区では最も大きな認知症の勉強会です。県内の認知症診療に携わっている脳神経外科の先生方も多くいらっしゃいました。

横浜総合病院の長田先生の講演では、昨今の大規模スタディの紹介から、予防でできること・治療でできることのわかりやすいお話があり、知識の整理ができました。

・認知症の発症・悪化を防ぐために必要なこととして、「糖尿病・高コレステロール血症・心不全・心房細動の積極的な治療」「若いうちから頭を使い長く社会で仕事を続けること」「適度な有酸素運動を習慣化すること」「禁煙」「中年期の高血圧治療の一方で、老年期の拡張期血圧(下の血圧)の過剰低下を避けること」などがありました。

慈恵医大の繁田先生のお話では、次に提唱されるべきオレンジプランの内容や、認知症に対する偏見をなくすための啓発の重要性を伺いました。

患者さんの思いが発言しやすい環境つくりや、そこを理解して尊重する社会を目指すことが大切と思います。これには、介護者や社会全体の正しい知識と、心のゆとりの実現も必要であると思いました。

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