脳(こころ)の漢方

頭痛やめまい、認知症の周辺症状の治療において、漢方は重要な役割を担っています。新横浜のかえるメンタルクリニック院長、陶山亨先生のこころの漢方講演がありました。個人的には、陶山先生はスーパーベーシストとしての印象が強く、横浜市大学生時代に一緒にライブをしたりしました。久しぶりにお会いし、講演を聞いて、精神領域における漢方治療のエキスパートとしても改めて感銘をうけました。頭痛やめまいなどの身体的不定愁訴は、背景に不安・不眠・焦燥・抑うつなどの精神症状を伴っていることが多く認められます。特に頭痛の有病率の高い女性においては、背景に生理周期による変動や更年期障害の影響もあります。このような多彩な不定愁訴に対しては、向精神薬よりも漢方が著効するケースが多くあります。陶山先生の話を伺い、効果的な処方の背景には、じっくり患者さんの話を聞き、何が起こっているかを見極め、十人十色のテーラーメイド処方があると感じました。改めて、「傾聴」を実践しなくてはと思いました。

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