脳ドックは、脳MRIや頸動脈エコー・採血などの検査を行うことによって、脳疾患のリスクを評価し、障害を未然に防ぐことが目的です。くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤、脳梗塞の原因となる血管の詰まりなどがわかります。また、脳の萎縮度や無症候性の脳梗塞などの評価により、認知症発症のリスク評価を行います。日本脳ドック学会ガイドラインに従って行っています。
脳MRI+脳MRA+頸部MRA
磁力と電波により、脳の状態を検査します(放射線被曝はありません)。MRAは、造影剤を用いることなく、脳の血管評価をします。
脳MRI/MRA+頸部MRA+頸部エコー
磁力と電波により、脳の状態を検査します(放射線被曝はありません)。MRAは、造影剤を用いることなく、脳の血管評価をします。頸動脈エコーにより、脳に向かう頸動脈の詰まりや、動脈硬化がわかります。
脳MRI+脳MRA+頸部MRA+頸動脈エコー+心電図(12誘導)+血液検査
脳の検査に加え、脳卒中の原因となる不整脈・生活習慣病の精査をします。頸動脈エコーにより、脳に向かう頸動脈の詰まりや、動脈硬化がわかります。ご自身の既往やご家族にそれらの病歴がある場合はおすすめします
上記いずれかのコースに、脳萎縮度を判定するMRI撮像法(VSRAD)と、問診による認知機能テスト(長谷川式簡易知能スケールなど)を追加します。目的は、軽度認知障害(MCI)という、以前よりはもの忘れがあるが、生活に支障はない病態を見つけることです。
50歳以上の方
血液中の神経細胞に障害を与えるアミロイドベータ関連蛋白を調べます。
認知障害(MCI)が発症するよりも早い段階でその可能性を判定します。
アルツハイマー病に関与する重要な遺伝子(APOE遺伝子)の型を調べて認知症の発症リスクを調べます。
APOE-4型を2本もっている人(ホモ型)は、認知症のリスクが15倍高まります。
問診票の記入
検査を順次行っていきます。
検査画像をご覧いただきながら結果説明を行います。
MRI画像をご自宅でもご覧いただける様、CDRは当日お渡しいたします。 脳ドックレポート(採血結果を含む)は、後日ご自宅へ郵送いたします。