頭痛・めまい・しびれ・物忘れ・頭のけがなど、どんなことでも気軽に相談してください。特に「頭痛・認知症・脳卒中」の診療に力を入れています。
一言で頭痛といっても、国際分類では小項目含めると種類は300以上あります。外来に来られる患者様の約90%は、明らかな原因のない、いわゆる一次性頭痛です(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛など)。一次性頭痛は、国際分類に従った正確な診断とフォローアップが必要です。
一言で認知症といっても、国際分類によると100を超える原因があります。治療可能な認知症(正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫・せん妄など)と、現状では根本的治療のない変性疾患による認知症(アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症など)に大きく分類できます。
脳卒中とは、脳の血管の病気で、くも膜下出血や脳梗塞などがあります。寝たきりや認知症の原因の大きな部分を占めます。一旦発症すると、リハビリや介護などで、ご本人だけでなくご家族も、身体的・経済的に大きな負担を背負うことになります。
高血圧・高脂血症・糖尿病などメタボリックシンドロームに代表される疾患群です。これらの管理は、脳卒中や認知症の予防に極めて重要です。生活習慣を変えるのは容易ではありませんが、なるべくお薬に頼らずに、よい状態を維持できる生活習慣をつくるお手伝いをさせていただきます。また、MRIや頸部エコー検査は、視覚的に現在の状況を映し出し、脳卒中や認知症のリスク評価が可能です。
めまい感として来院される患者様の背景にある病因は、大きく4つに分けられます。
頭に衝撃が加わった際、脳挫傷や急性硬膜下血腫など、しばらくしてから意識障害に至るものがあります。中には、1ヶ月くらい経ってから症状を来すものもあります(慢性硬膜下血腫)。迅速な対応を要するものもあり、迷ったらご相談ください。 また、頭や顔以外でも傷の処置は丁寧に行います。
眼や顔の異常には、顔面けいれん・眼瞼けいれん(ボトックス治療)、閃輝暗点・一過性黒内障、複視、顔面神経麻痺があります。