抗認知症薬-アリドネ
保土ヶ谷薬業会・興和株式会社主催、保土ヶ谷薬業会2024年4月研修会を担当いたしました。昨年のアムジェン株式会社のアイモビーグ説明会についで2年連続となり、大変ありがたいことです。
現在基本的な抗認知症薬であるアリセプト(ドネペジル)の貼付剤版が開発、4月より長期処方が可能となりました。
今後の100歳時代において、100歳-健康寿命が小さいほど、各家庭においても経済的にメリットがありますし、患者さんのwell-beingが得られると考えられております。(上スライド)気づいたら早期に予防医療に配慮すべきであることがわかりますし、明らかに発症した折には、早期に良質な医療につながることが、健康寿命延伸に重要です。
以前より、リバスチグミンなど、貼付剤はありました。今回あらためてドネペジルの貼付剤が血中濃度安定・肝臓初回通過効果のない薬がレカネマブ時代に上市されたことは興味深いです。私のような一般医科の視点での実臨床における効果・問題点を今後洗い出していきたいと思います。一方レカネマブとコスパ含めどちらに総合軍配が上がるのかというのは、当面の関心であります。