レイボーのトリセツver2.5
Reyvow Frontier Seminarがありました。レイボーは、2年前に新規発売された、トリプタン製剤や市販薬と同様急性期治療薬です。岩田先生の講演は、いつも新しい情報をわかりやすくご講演なさるので、大変勉強になります。
本会で情報交換できたレイボーに関する要点いくつか
・主効果「片頭痛の芯が取れる」と副作用「めまい・ねむけ」を適宜説明し、都度相談して治療をすすめていく
・100㎎で主効果を体験することは重要と思われ、場合によっては50㎎を適宜1-2錠で自己調整してつかう
・100㎎のほうが主効果「片頭痛の芯がとれる」が得られるので、眠前や休日で初回の手ごたえを感じてみることが重要
・レイボーを第一に考えるべき患者像:トリプタンの副作用がある 他のメンタル疾患の薬をのんでいる(副作用がでにくい) めまいもちでない 冠動脈疾患や脳卒中などの動脈硬化性疾患を患っている 50-60歳以降
・月経関連片頭痛は難治なので、レイボー眠前100㎎数日間内服により受容していくケースもある
・我々2施設でのアンケートでは、「飲み遅れでも効く」「即効性」「片頭痛の芯が取れる」が多く回答ありました。
・上記ポイントを適宜説明することで、当院でもレイボー継続率は、50-70 %と高くなってきています。