治る認知症
2017.04.11
もの忘れや認知症と思われている中に、治療で治るものもあります。写真にある慢性硬膜下血腫もそのうちの一つです。明らかな頭部打撲がなくても、いつのまにか脳の表面に血液が溜まり、脳を圧迫します。歩きずらい、ミスが増えた、声が小さいなどのちょっとした変化を見逃さないことが重要です。認知症のような症状や運動症状が出現している場合は、1cmほどの穴をあけて血液を除去すればほとんどの症例で改善します。
ご高齢の方や、よく転ぶ方、血液サラサラするお薬を内服している場合、発症リスクが高くなります。疑わしい場合は、ご相談ください。