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片頭痛支障の見える化-エムガルティ

ブログ  / 頭痛

エムガルティ Migraine Update Conference in YOKOHAMAがありました。今回は、新しい頭痛評価ツールを提案している つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック 院長 寺尾健先生 ご講演、座長はいつもお世話になっております子安脳神経外科クリニックの子安英樹先生でした。小生は、ディスカッション座長をさせていただきました。
その頭痛は片頭痛なのかどうか、片頭痛の場合は、どの程度の重症度なのかを判別するステップが、正解に至るうえで重要です。また、問診のみにより形成される疾患なため、「見える化ツール」が必要です。元祖は頭痛ダイアリーで、HIT-6 MIDAS MIBS-4などが、一般的に治療効果判定につかわれているものです。今回、寺尾先生は学会にておいて独自のツールを開発し発表されました。今回、その有用性について、お話をうかがいました。

(上図)寺尾先生の開発されたスプレッドシートです。当院でも、CGRP薬使用者は、HIT6およびMIBS4をルーチンとしておりますが、その都度、上図にプロットすると、改善など効果判定が一目瞭然です。白ゾーンをキープしていれば片頭痛の状態は許容範囲と考えられます。当院では、上図にも対応いたしますので、興味のある患者さんは使用してみてください。

ディスカッションでは、「片頭痛による日常生活の支障評価」「スケールの活用」など、各クリニックでの経験を共有しました。