横浜市大 神経薬理学教室
2018.07.04
学位研究でお世話になった横浜市立大学医学部 神経薬理学教授 五嶋義郎先生と久しぶりに科学談義・情報交換しました。五嶋教授は、2008年より10年にわたり、横浜市立大学理事として、副学長や研究科長など大学運営に尽力されています。2020年には、日本薬理学会総会の会長をパシフィコ横浜で務められるとのことで、全国区でもその采配を求められています。統括する薬理学教室には、脳神経系の博士課程の医師だけでなく、医学部以外の基礎研究者も修練を求めて多く集まってきます。薬理学教室では、Lドーパやセマフォリンを中心とした神経構築・再生の基礎研究 Basic researchや、パーキンソン病や認知症・精神疾患への臨床応用研究 Translational researchなど、幅広く行われています。
「最近どうだ。久しぶりに飲もう」とありがたくもお声かけいただきました。今注目している蛋白や受容体などの神経細胞科学から、大学学生教育に関する方向性などにわたりお話を拝聴させていただき、意見交換しました。科学は、大自然が形成したシステムを解明して生活に活かす学問であると思います。クリニック診療にも科学的視点は不可欠です。前の脳神経外科教授 川原信隆先生も、「医療も研究とおなじだよ。リサーチマインドがあるのとないのとでは雲泥の差だ」と語っていたのを思い出します。多くの素晴らしい先輩・仲間に生かされて今があると感じます。引き続きサイエンスをご教授賜るとともに、一緒に活動していきたいと思います。