良質な脳卒中診療にむけ
2018.12.01
首都圏で活躍する同世代脳血管内治療医と情報交換会をしました。血管内治療とは、カテーテルで血管の細いところにステントを入れたり、動脈瘤をコイルで閉塞したりし、開頭術にくらべて低侵襲で急速に発展している治療法です。兄貴分である森本先生(新都市脳神経外科院長)のほか、私と同年齢の3人の脳血管内治療医、早川先生(筑波大脳神経外科講師)、郭先生(慈恵医大、脳神経外科東横浜病院副院長)、清水先生(横浜市大脳外科医局長)と最先端の情報・首都圏の脳卒中ネットワークにつき情報交換しました。
良質な脳卒中診療は、予防→早期発見→急性期治療→回復期リハビリ→再発予防の循環を円滑に行うことが必要で、かかりつけ医と急性期病院とリハビリ病院の連携がカギを握ります。森本先生は新都市脳外科内での迅速なチームワーク作りに徹底しており、急患受け入れから診断・治療の時間短縮において、学会や機関誌でも繰り返し啓発されています。久しぶりに会った早川先生は、横浜市大ラグビー部同期であり、学生時代辛苦を共にしてきました。今では、日本の脳血管内治療では大きな存在となっており、昔も今も見習う点がたくさんあります。公式の会ではなかなかできない議論ができとても有意義な時間でした。