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頭痛診療座談会-アイモビーグ

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アムジェン株式会社主催、「Migraine Expert Meeting」がありました。今回は、仙台頭痛脳神経外科クリニック 院長 松森保彦先生 を特別演者として招聘し、富士通クリニック 頭痛外来 五十嵐久佳先生座長のもと、日暮が前振り講演を行い、横浜・川崎中心の頭痛診療に熱心な15人で忌憚のない意見交換、実際の頭痛臨床の悩み事など議論しました。

松森先生より、「再考、頭痛外来/CGRP製剤」と題して、最新エビデンスを多くお示しいただきました。松森先生は日本の頭痛学会・頭痛診療の未来を牽引する首脳のお一人で、いつもわかりやすいご講義をしていただけます。今回、日暮の勉強のためにスライドのいくつかを依頼させていただきましたところ、全スライドを日暮にくださり感銘の極みです。その中から、当ブログをご覧くださっている第一に患者さん、脳神経科の先生方、医療関係者へ3つのスライドを紹介させていただきます。(上スライド)現在、頭痛診療の核となっている抗CGRP関連薬/CGRPmAbは、窓口支払いも高額ですが、加入している保険者によって、付加給付でまとめ買いをすると支出を低減することができます。

(上スライド)CGRPmAbに比較的慎重な意見を提示していたEHF: European Headache Federationの最新の知見では、CGRPmAbは予防治療薬のfirst lineと提案されました。(上スライド)CGRPmAbの現在解決されつつある問題と、次の課題が提示されました。日暮も外来で、患者さんとよく相談しながら検証・実行していきたいと思いました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~日暮からは、頭痛ダイアリーアプリへの期待とバージョンアップの必要性やCGRP周りの医療経済に関しお話させていただきました。片頭痛日数が月8日を超えるような高頻度反復性片頭痛に薬物乱用頭痛が加わる場合、放置することによる労働生産性低下・収入減少は大きくなります(下図)。毎月10万相当の損失が発生する見込みになり、アイモビーグはじめとしたCGRPmAbの活用により大幅な改善が期待できます。

五十嵐先生facilitatorのもと、湘南慶育病院 院長 鈴木則宏先生や、横浜新都市脳神経外科病院 名誉院長 いとう横浜クリニック 伊藤健次郎先生など大御所も加わり意見交換しました。以下、日暮が記憶に残った話題をいくつか提示します。

「MRIでおわらない頭痛外来」問題に関しては、近年の啓発により若手脳神経科医の頭痛診療に対する関心が上がって改善が期待できそう。

QQ受診するほどの頭痛で異常ない場合でもそのまま返してしまう傾向があるのはよくなく、頭痛外来へつないでほしい。

産業医・学校医などがelearningなどにより「たかが頭痛」と誤認している視点が改善している傾向がある。

頻度・重症度が増悪している場合、早期のCGRPmAb導入が望ましい。

CGRPmAbは3剤あるが、持ち帰ってパンフレットで検討してもらい患者に選んでもらうのがよい。

夜遅くなってしまい、最後に残ったメンバーで、五十嵐先生・松森先生を囲んで記念撮影