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レイボーのトリセツver2.5

ブログ  / 頭痛

Reyvow Frontier Seminarがありました。レイボーは、2年前に新規発売された、トリプタン製剤や市販薬と同様急性期治療薬です。岩田先生の講演は、いつも新しい情報をわかりやすくご講演なさるので、大変勉強になります。

本会で情報交換できたレイボーに関する要点いくつか

・主効果「片頭痛の芯が取れる」と副作用「めまい・ねむけ」を適宜説明し、都度相談して治療をすすめていく

・100㎎で主効果を体験することは重要と思われ、場合によっては50㎎を適宜1-2錠で自己調整してつかう

・100㎎のほうが主効果「片頭痛の芯がとれる」が得られるので、眠前や休日で初回の手ごたえを感じてみることが重要

・レイボーを第一に考えるべき患者像:トリプタンの副作用がある 他のメンタル疾患の薬をのんでいる(副作用がでにくい) めまいもちでない 冠動脈疾患や脳卒中などの動脈硬化性疾患を患っている 50-60歳以降

・月経関連片頭痛は難治なので、レイボー眠前100㎎数日間内服により受容していくケースもある

・我々2施設でのアンケートでは、「飲み遅れでも効く」「即効性」「片頭痛の芯が取れる」が多く回答ありました。

・上記ポイントを適宜説明することで、当院でもレイボー継続率は、50-70 %と高くなってきています。

 

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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