健康長寿の秘訣

天気の良い連休でした。足を延ばし、懐かしいところを訪れました。

小田原勤務時代、治療家としての心構えや、脳神経組織の精巧さから感じる哲学を探求したいと思い、足蹴く通った禅刹があります。小田原郊外、久野というところにある東泉禅院です。大御所である岸老師は、幅広い活動をされており、間中信也先生と開催した地区医師会の講演もお願いしたことがあります。

岸老師とは、約8年ほど前に小田原を離れて以来、久しぶりの挨拶となりました。定例座禅会や、名句を堪能する指月会の開催など、91歳を迎える今でも積極的に行っていると知り、驚きました。老師の禅からみる現代社会の抱える様々な問題と解決法を聞いていると、仙人に見えてきます。

当クリニックにも80歳を超える元気な方々も大勢いらっしゃいまして、自分が将来こう活動的でいられるか?と疑問を感じます。岸老師は、禅芸術方面の活動も盛んになっているとのことで、ますます生き生きとしてらっしゃいました。健康長寿の秘訣は、常に前向きにできることを続けていくことだと感じます。

写真は、今回いただいた老師の著書で、座禅前に30分ほど話す法話を檀家さんがまとめられたものです。「その日の気分でパッと開いたところ一説だけ読んでね」と言われました。私は一気に読んでしまったので、クリニック待合に置きますので、お手にとってみてください。おもしろい禅の世界を垣間見れます。