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認知症サポート医

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認知症サポート医の研修会がありました。全国から1000人近い認知症に携わるドクターが集まっておりました。

認知症サポート医の役割は、かかりつけ医やケアプラザ(地域包括支援センター)と認知症専門医や認知症疾患医療センターとの連携を調整をすることです。認知症ケアにおいて重要な目的として、認知症になっても住み慣れた地域・環境で末永く安心して暮らせるシステムを整えることがあります。図のように、多くの職種が絡んでおり、顔の見える横の連携を円滑に行うことが大切です。

起点は、認知症かもしれないと周囲が気づくことから始まります。家族が気づく、運転免許更新で気づく、友人とのゴルフやマージャンで気づくなどがあり、診療へつながることが多いです。一方、独居の場合、ごみ屋敷のようになったり、いつも散歩していたのに会わなくなったりと、民生委員やケアさんが気づき相談につながることもあります。かかりつけがいれば主治医を受診し、サポート医や専門医へつながり、診断・治療、介護ケア調整が開始されます。受診を拒否したり、何らかの理由で治療が受けられない場合は、初期集中支援チームというグループが介入することが増えており、全国区でもチームが増えています。

その他、認知症の患者さんが臆せず暮らしやすい街づくりや啓発活動、認知症カフェや家族の会などとの連携も必要です。保土ヶ谷区や横浜市での先輩サポート医のお力になれるよう、微力ながら尽力したい所存です。

この記事の執筆者

院長 日暮 雅一 ひぐらし まさかず

院長日暮 雅一 ひぐらし まさかず

略歴

1999年 横浜市立大学医学部 卒業
横浜市内複数の基幹病院で修練
2005年 小田原市立病院 
脳神経外科主任医長
(2005年度 脳神経外科部長代行)
2009年 横浜市立大学大学院医学研究科
脳神経外科助教
(2011年度 脳神経外科教室医局長)
2012年 Australia Macquarie大学留学
医工連携学research fellow
2014年 新緑脳神経外科・
横浜サイバーナイフセンター医長
2016年 ほどがや脳神経外科クリニック開設
2019年 医療法人社団 正念 設立

資格

  • 医学博士(神経薬理学)
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医/指導医
  • 日本脳卒中学会専門医/指導医
  • 日本認知症学会専門医/指導医
  • 認知症サポート医
  • 日本医師会認定産業医
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由 言語咀嚼)
  • 難病指定医
  • 自立支援指定医療機関(てんかん)

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